透析は絶対にイヤ!インスリン対策はどうすべき?
糖尿病で恐ろしいのは、合併症にかかってしまうことです。もしも、重度の糖尿病性腎症になってしまったとすれば、人工透析は避けられません。あらゆる面で辛いことの多い透析を回避したいのであれば、インスリン対策をしっかり取るべきでしょう。
■インスリンとはいったいなに?
糖尿病とは、切っても切れないほど深い関わりのあるインスリン。
ふつうに生活していたら、インスリン自体がなにものなのか、インスリンが持つ重要な役割とはどのようなものか、そんなことを気に掛けることもないかも知れません。
しかし、糖尿病を知るためには、インスリンについて知ることは重要なことです。
インスリンとは、すい臓の組織であるランゲルハンス島のβ細胞で作られます。インスリンの主な働きとしては、食事から摂取したエネルギー源となるブドウ糖を、ほとんどの臓器細胞に取り込ませて、食事を摂ることによって増えた血糖を一定量に保つ働きをします。
通常、血糖値が上がると、β細胞がそれを素早く察知してインスリンが分泌されます。しかし、糖尿病にかかっている方の場合においては、インスリンの分泌量が少なかったり、分泌されていたとしてもうまく作用しないため、血液中の糖の値が高い状態が続きます。
血糖値を下げるホルモンであるインスリンに問題があると、糖尿病になるほか、高血糖のため血液がドロドロになってしまいます。
それが、動脈硬化の原因になり心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしたり、細胞が酸化してしまい、免疫機能の低下を招く結果になります。
■インスリン対策ってどうすればいいの?
インスリンがうまく作用しないと、糖尿病はもちろんのこと、体にさまざまな害を及ぼすことが理解できたのではないでしょうか。
それでは、インスリンをうまく作用させるためには、いったいどうすればよいのでしょうか?
糖尿病にかかっている方の中でも、遺伝などから糖尿病になる1型糖尿病の方は、本来インスリンが分泌されていないか、ほとんど分泌されていない状態です。
これらの方の場合においては、主なインスリン対策は体外からインスリンを取り入れる、インスリン注射になるでしょう。
インスリン注射は、2型糖尿病の方においても用いられることがあります。足りないインスリンを補うことで、血糖コントロールをうまく行う訳ですが、2型糖尿病においては、すい臓を休ませる目的でインスリン注射がなされることがあります。
そのため、すい臓にインスリンを分泌できる力が戻れば、インスリン療法はほかの療法に変更されるでしょう。
また、インスリン注射のほかにも、経口薬などの薬物によってインスリンの分泌を促すものも存在します。
インスリン分泌促進薬などは、「経口血糖降下薬」の種類のひとつにあげられますが、メリットもあればデメリットもあるものです。
インスリン対策として投薬される薬の副作用として多いのは、薬の服用により太ってしまうことでしょう。
ほかにも、薬の種類によってさまざまな副作用がありますが、これらの副作用のことを思うと、もっとナチュラルな方法でインスリン対策ができないものか、と考える方もおられるかも知れません。
■インスリン対策になる食品を積極的にとろう!
医食同源と言われますが、糖尿病のインスリン対策を行おうとするのであれば、インスリン対策に効果的な食品をとり入れてみるのはいかがでしょうか。
食品でインスリンの働きをよくするものを摂取すれば、化学物質のような副作用に襲われることはないはずです。
それでは、インスリンの分泌を促したり、インスリンがうまく働くようにするための食品には、どのようなものがあるのでしょうか?
インスリンを活発にする成分として、タウリンがあります。貝類をはじめとした魚介類などの海の幸に多く含まれるタウリンですが、この成分はインスリンの分泌量を増やすのに効果的と言われています。
また、亜鉛もインスリンが活発になるように助ける成分ですが、こちらは牛肉や豚レバーなどの肉類や牡蠣に含まれています。
ですから、毎日の食事メニューにシーフードを積極的にとり込めば、自然な方法でインスリン対策をすることができるでしょう。
■プロポリスがなぜおすすめなのか?
タウリンと亜鉛がインスリン対策によいとされていますが、全体的な糖尿病の予防と改善という点からみれば、プロポリスがおすすめです。
ミツバチによって作られるプロポリスですが、プロポリスには、インスリン抵抗性を改善する効果があります。
インスリンが正常に働かなくなってしまい、筋肉や肝臓などの組織が血液中のブドウ糖を取り込めずに、血糖値を下げることができない状態を、プロポリスが防いでくれるのです。
古代から薬として使用されてきたプロポリスには、糖尿病の予防と改善のほかにも、ガン予防や花粉症対策などにも効果があるとされています。
一石二鳥どころか、一石何鳥もあるプロポリスは、ナチュラルにインスリン対策をしたい方にとって、ベストな食品だと言えるでしょう。
■まとめ
肉体的にも精神的にも、そして金銭的にも大変な人工透析を回避するためにも、インスリン対策は欠かせません。
薬による治療は効果も早いでしょうが、毎日自分でできるインスリン対策として、副作用のない食品によるインスリン対策も行うことができるでしょう。
食事療法などでカロリーを気にしなければならない方であれば、毎日魚介類を食べるのも、心配かも知れません。
そのような方であれば、プロポリスなどの健康補助食品で、上手にインスリン対策をしてみることができるでしょう。