お茶だけじゃない!血糖値を下げる「おいしい」飲み物ベスト5
糖尿病の方であれば。血糖値を下げるためのお茶を飲んでいる方は多いでしょう。でも、たまには水やお茶以外の飲み物も飲みたくなるのでは?そこで今回は、血糖値を下げる効果のある、お茶以外の飲み物についてご紹介します。
■野菜ジュースが血糖値を下げる?!
いろんな野菜の栄養がギュッと詰まった野菜ジュース、健康には良さそうだけど、市販のものは甘みが強いため、敬遠している方もおられるのではないでしょうか?
ところが、野菜ジュースを食前30分前に飲むことで、食後に血糖値が急上昇するのを抑制することができる、という結果が明らかになりました。
さらに、食事中に野菜ジュースを飲むと、血糖値を下げることができることも確認されています。
忙しくて料理をする時間がなかったとしても、血糖値を下げるのに効果のある食物繊維を豊富に含んだ野菜ジュースなら、いつでも思い立ったとき野菜の栄養素を補給することができるでしょう。
「それでも市販のものは甘みが強すぎるし。」と思う方であれば、自分で作ったオリジナルの野菜ジュースでもよいかも知れませんね。
■沖縄の味!シークァーサージュースで血糖値を下げよう
酸味の強い柑橘類であるシークァーサーは、日本では沖縄県が産地として有名ですね。
シークァーサーには、ビタミンCのほか、カロチンやミネラルなども含まれています。特に、シークァーサーに含まれているノビレチンという成分には、血糖値を下げる効果があるとされています。
このノビレチンとは、植物に含まれる色素や、辛味や苦味の成分であるフラボノイドの一種のことです。
シークァーサーのノビレチンは、体内に摂取されると、血糖値を下げる働きをするインスリンがうまく作用するように助けます。
柑橘類に含まれる成分であるノビレチンの含有量は、断トツでシークァーサーがトップ。
シークァーサージュースを飲むなら、糖尿病だけではなく、ガンに効果的だったり、肥満を解消するなど、健康と美容に素晴らしい効果を期待することができるかも知れません。
■血糖値を下げるなら果汁100%のトマトジュース!
トマトの青臭さが苦手な方は、トマトジュースを飲むのにもひと苦労するかも知れません。
しかし、トマトジュースが血糖値を下げることを知れば、嫌でも頑張って飲もうと決意されるのではないでしょうか?
そう、なにを隠そう、トマトには血糖値を下げる成分が含まれているのです。
トマトには、抗酸化作用が高いリコピンという成分が含まれています。カロテノイドの一種であるこのリコピンは、インスリンがうまく作用するように助ける働きをします。
実際、体内に活性酸素がいっぱいある状態の中では、インスリンの効きが悪くなってしまいます。
ところが、トマトジュースを飲んで体内にリコピンをとり入れれば、リコピンが体を錆付かせ、インスリンが効くのを邪魔する活性酸素を除去してくれます。
手軽にトマトのリコピンを摂取するには、トマトジュースがオススメです。しかし、100%のジュースでないと添加物が多く含まれている場合もありますので、ぜひとも注意して選ぶようにしましょう。
■腹持ちのよいバナナジュースは血糖値を下げるのに効果的?
手ごろな価格の果物の代表と言えば、バナナでしょう。
日本では年中入手可能な果物で、栄養価も高く、おまけに血糖値を下げる効果もあるとなれば、バナナをジュースにして飲まない手はありません。
バナナは甘みが強く、糖分が高いので血糖値を上げる果物だと思われがちですが、実は低GI食品の中に含まれます。
バナナに含まれているカリウムは、血糖値を下げる作用を持つインスリンの効果を高めます。さらに、バナナに含まれている食物繊維も、血糖値の急上昇を抑える効果があるため、糖尿病の方にオススメの果物だと言えるでしょう。
「糖尿病だからスイーツは禁止!」という方であっても、血糖値を下げる作用があり、自然の甘みを持つバナナなら、1日1本のご褒美として食べることができるかも知れません。
■アロエジュースの摂取量をきちんと守って血糖値を下げよう
やけどや日焼け、美肌にいいとされているアロエ。ご家庭で栽培している方もおられるのではないでしょうか?
ところが、見た目がややゴツイ系の観葉植物であるアロエには、血糖値を下げる効果があります。
アロエには、アルボランAとアルボランBという成分が含まれており、これらの成分が体内に摂取されると、インスリンの分泌を促進します。
ただし、糖尿病の方がアロエジュースを飲む場合には、かかりつけの医師に相談してから、飲むようにしましょう。
また、1日の摂取量目安である120ccまでの量を守って飲むようにするなら、下痢や内臓機能の障害などの副作用に悩まされることはないでしょう。
■まとめ
糖尿病の方であったとしても、カロリーや糖分、食べ過ぎや飲み過ぎに気をつければ、水やお茶以外の飲み物を飲んでも大丈夫だと言えるでしょう。
しかも、血糖値を下げる効果のある上記のような飲み物であれば、いろんな味を楽しみながら、飽きることなく糖尿病対策ができるでしょう。
ぜひとも、1日の摂取量目安を守りながら、積極的に毎日の生活にとり入れたいですね。